【シングル雑記】腕白身代わりパッチラゴン
シングル雑記シリーズ、謎の第2弾。
INCの筆が乗らなかったのでこっち先に投稿します。
息抜きに使っててなかなか楽しかったのでメモ
↓結構顔かわいくてすき
パッチラゴン@残飯/張り切り/腕白
193(220)-122(12)-134(92)-90-95(36)-114(148)
電撃嘴 地均し 放射 身代わり
配分意図(複数回の攻撃は残飯回復を含む)
残飯効率最大のH16n+1
(1ターン12回復、身代わりのHP48)
陽気ミミッキュの珠じゃれ+影打ちほぼ耐え
意地ギャラドスの珠DM滝登り+雨DM滝登り耐え
陽気ドリュウズの地震耐え
臆病トゲキッスのマジシャ93.6%耐え
身代わりが無振りカビゴンの空元気まで耐える
放射でH振りナットレイ確2
先制電撃嘴でHBカビゴン確2
後攻電撃嘴で無振りDMギャラ確1
地均しで無振りドリュウズ確2
準速バンギ抜き
主な役割対象
ロトム+ナット(+アシレやドヒドなどの水)の並び
のしかかり以上の火力のないカビゴン
上記を身代わりの起点にして裏の崩しを狙います。
無理
ドラパルト どうせすり抜け
ドリュウズ以外の地面 それはそう
概要
カビゴンとラプラスとナットレイにムカついたので、つよつよ身代わり戦士を探しました。
対面チックなPTに挑戦していたので出し負けの少なさも意識した配分にしました。
環境中でも最強レベルに見た目圧力があり、相手の交換が容易に読めます。
(というかドリュウズくらいしか引き先がない)
思った以上に身代わりが残るので、場持ちの良さが通常のアタッカーとは段違いでした。
ロトムのボルチェンが残飯でほぼ全快するくらい余裕があるので、 サイクル性能もなかなかあって使用感がよかったです。
もう少しSを振るとアッキミミッキュ(無振り+0~2程度)を抜けるラインになるので、それも選択肢かもしれません。
実はダイマしたラプラスを倒せませんが、相手目線でも普通は確1を取られており突っ込んでくることはありません。
このポケモンにダイマックスを切るのは終盤の詰めのみで、他の駒にダイマ権を渡しつつ、自身も一定以上の火力を持ちつつ立ち回りに柔軟性があるのが強みです。
ギャラドス耐性が高く、ダイマを切らずにストッパーになれます。
Aは張り切り込み陽気130族相当あり、電撃嘴の技威力もありそれほど困りません。
とここまで誉めそやしてきましたが、やはり命中不安がキツいです。
ドリュウズに地均しを外して、せっかく置いた身代わりを無償で壊されるとめちゃめちゃ気まずい空気が流れます。
膨大な対戦数をこなしてトータルで勝率に貢献してるからいいかな、みたいな広い気持ちで運用するのがよさそうです。
取り巻き
月並みですが、アーマーガアとは相性が良いです。
張り切りで技を外してしまったときのフォローによく駆り出されます。
パッチラゴンをスーパーエースにする訳ではないので、ビルドダイジェッターのような自身も勝ち筋になれる型が良いと思います。
また、ミミッキュも相性が良いと思いました。
地均しでパッチラゴンを切って上から制圧する動きや、相手のパッチラゴンを抑える役割が担えます。
パッチラゴンミラーでは、さすがに相手もダイドラグーンを打たない訳にもいかないため無償降臨しやすいです。
ミミッキュ側としても、突破不能の相手のアーマーガアをパッチラゴンが凄い顔で睨みつけてくれるので通しやすくなるメリットがあります。
おまけ
ランクマの順位は3桁入れそ~~あ~~張り切った~~~をずっと繰り返してました。
弱くはないけどカバもドラパもいない相手の方が少ないよねといったお話。
シングル環境、かなり停滞してるな~って印象だったのでパッチラゴンはともかく身代わり方面での開拓が進むとまた面白くなるんじゃないかな?って思ってます。
来週には5月も終わりシングルプロ達がドヤ顔論文公開してくれると思うので、楽しみにしています。
【白沙華杯(ガラル1on1有志大会)本選進出】AB襷エースバーン
ガラール!(この挨拶要る?)
ぎんなんです。
GWいかがお過ごしでしょうか。
「家で遊ぼう」というわけで僕は5/3~5/4に開催された「白沙華杯」というオンライン有志大会に参加してきました。
ルールは「ガラル地方初出ポケモン限定、襷ありダイマックスなしの1on1」です。
詳しくは下記募集記事をご確認ください。
結果は予選5-1の1位通過、本選トーナメント1回戦負けでした。
【予選対戦表】
※互いの最終勝敗数報告のみをもとに想像で各対戦の結果をつけたので、一部誤っている可能性があります。
【本選トーナメント】
<使用ポケモン>
エースバーン@襷/猛火/意地
168(100)-176(188↑)-122(212)-*-96(4)-140(4)
不意打ち 火炎ボール カウンター 挑発
調整意図
・H振りジュラルドンを火炎ボールで最低乱数2連以外倒せる
・無振りドラパルトを火炎ボール+猛火火炎ボールでほぼ倒せる
・HB輝石サニーゴを不意打ち+火炎ボール+猛火火炎ボールで全て最低乱数以外倒せる
・A11nのためステータス確認したときに心が落ち着く
・控え目ストリンダーのほっすり+爆音波耐え
・意地エースバーンの飛び膝蹴り2連を18.3%で耐える
・意地ネギガナイトのインファ+フェイント耐え
・H3nのため咄嗟に猛火の計算するのが楽
・最速ストリンダー抜き
<構築?経緯>
【メタ対象の確認】
神速シングルや仲間大会をチェックし、警戒すべきポケモンを選定しました。
おそらく詳しくない方もいらっしゃると思うので、何をするのか一言ずつ補足します。
:パワー強すぎて全ポケモン襷か耐久振り
:上に同じ
:力を吸い取る/ミラコ/鬼火/祟り目@輝石
:鉄壁/挑発/羽休め/自由枠@タラプ
:滅びの歌/守る/力を吸い取る/シャドボ@襷
:龍矢/霊技/不意打ち/自由枠@襷or龍半減実
:火炎ボール/飛び膝/不意打ち/カウンター@襷
:猫/不意/ソルクラ/自由枠@襷
:ほっすり/祟り目/爆音波/ドライブ@襷
:猫/メタバ/アイヘ/インファor挑発@襷
:インファ/カウンター/フェイント/自由枠@襷
また、発表された予選対戦者のツイッターから下記をさらっとチェック。
・大会へのモチベ
・普段のポケモンへの熱量
・素直そう?ガンメタに寄せてきそう?
全体的に素直で熱量もそこそこな層が多いように思えたので、上記のどれかを素直に投げてくると想定し全てに勝てそうなポケモンの選定を目指しました。
※その他
:波乗り/堪える/起死回生/エアスラ@襷
・・・7世代1on1有識者たちに「そんなん知らん」って言われた。
:岩石封じ/流星群/ラスカノ/10万@襷
・・・シーズン1にいて強いと思ったけど「そんなのみんな覚えてないよ」って言われた。
【使用ポケモンの選定】
メタ対象ではあるものの、対策が必要なくらい強力なポケモンであることもまた事実。
そこで上述のポケモンにさらにミラーに勝てる工夫を加えれば、更に1歩上のポケモンが簡単にできるのでは?と考えました。
同速勝負に頼らずとも勝てないか1匹ずつ検討・分類すると下記のようになります。
・・・どう頑張っても自分をワンパンする技がある。無理。
・・・Sが早い方が勝ちそう、不毛。
・・・頑張ればミラー解決可能?
この分類によって絞り込めた2体のうち、Sが高く上から殴りやすい分、広い相手と有利に殴りあいやすそうなエースバーンの型を練ることにしました。
【技の検討】
やはり最速のカウンター+先制技持ちであることが最大の長所に思えたため、不意打ち/火炎ボール/カウンター@襷までは確定で良いと思いました。
残りの技枠ですが、ランクマッチで見かける飛び膝蹴りをそのまま採用する必要はないように思えました。
飛び膝蹴りで抜群が突ける5タイプのうち、氷・鋼は火炎ボール抜群。
悪
岩
無
上記は明らかに1on1適正が低くまたカウンターでだいたいなんとかなりそう。
唯一ジュラルドンだけは火炎ボールが等倍のため、配分を練る際に意識しようと思いました。
空いた技枠に何を入れるか青いサイトと睨めっこしたところ、挑発に目が留まりました。
サニーゴ・サニゴーンの力を吸い取るや、アーマーガアが万が一オッカの実持ちだった場合の鉄壁羽休めを咎めることができます。
このように飛び膝蹴りより勝てる相手が明らかに広がることから、飛び膝蹴りを切ることにしました。
肝心のミラーも、カウンターの打ち合いに挑発を挟むことで相手のカウンターのPPを先に枯らすことができて有利です。
【配分の検討】
ここまで「カウンターがバレていない」前提で書いてきましたが、冷静に考えてバレてない訳ないですし、カウンター読みで弱い攻撃+強い攻撃と振る相手と打ち合いになることが容易に想像できます。*1
そこで打ち合いでの誤魔化し性能を高めるために、どこまでSを落として耐久に振ってもいいか検討します。
エースバーンより遅いポケモンを順に挙げていくと...
119:
105:
97:←猫オーラ車で無振りエースバーン倒せない
95:
90:
88:
85:←エースバーンと五分の3匹
75:
素早さを抜かれていることで後攻で猛火火炎ボールが放てることまで加味すると、最低ラインはほっすりで麻痺を撒いてくるストリンダー抜きと判断しました。
ちなみに努力値たったの4で性格補正なしで実現できます。
微妙な85族の3匹について検討を進めたところ、
:臆病CSなら猛火火炎ボール+不意打ちで確定
:火炎ボール+不意打ちで高乱数(!?)
ということで抜く意味が薄い最終的に結論付けました。
ついでに「ジュラルドンを意識したい」と前述したAの配分を、H振りジュラルドンを火炎ボール2発でまとまるくらい(A176)と決めました。
残りを特にBを重視しつつ耐久に振ったところ、かなりいい感じの耐久が実現できました。
もう一度書いておきます。
・控え目ストリンダーのほっすり+爆音波耐え
・意地エースバーンの飛び膝蹴り2連を18.3%で耐える
・意地ネギガナイトのインファ+フェイント耐え
ここまで耐久に振ると襷の発動機会が少なく不要なのでは?と思われるかもしれません。
しかしこの2体のパワーが高すぎて、適当に採用されたこいつらに蹂躙されるのは耐えられなかったため持たさざるを得ませんでした。
また僕はここまでたった1匹に実に2500字分の考察を費やしている訳ですが、ライト層の方が軽いノリで強化アイテム持ちのポケモンを採用してくる可能性も否定できなかった、というのもあります。
結果的に予選本選通して一度も襷は発動せず1/3回復実の方がよかったのですが、間違っていたとは思いません。
ここまで思考を尽くしたところで、ようやく納得して大会に臨むことができました。
<対戦ログ>
予選1回戦vsMAGIKOさん【勝】
vs
完全に想定外の出し勝ちで困惑。
襷痺れ粉が負け筋だなぁと思いつつ火炎ボールで殴ると襷追い風だったため適当に不意打ち連打して勝利。
予選2回戦vsシンゲンさん【勝】
vs
力を吸い取る→滅びの流れだと判断し初手挑発。
読み通り力を吸い取るを止めて2回殴って勝ち。
最悪挑発読みシャドボを打たれても猛火火炎ボールで襷以外は倒せる心づもりでした。
実際には返しのシャドボは65%ほどの中乱数2発でした。
予選3回戦vsトモコーレさん【勝】
vs
カウンターミラー勃発。
「俺はPPを増やしているが???」と連打すると痺れを切らしたフェイントが急所にヒット(困った)。
慌てて火炎ボールを打つも耐えられてここでHB振りにようやく気付く。
返しのインファをHP21残しで耐える。
祈るように火炎ボールを押すとフェイントをHP3残しで耐えて見事火炎ボールもヒット。
恐らくHB長ネギだったんだと思います。
インファ急所引かなかったのは幸運でした。
予選4回戦vsテリー・ボガード🍆さん【勝】
vs
まずはどうせ猫騙しだと思って適当に火炎ボールを振ったところAぶっぱらしきダメージのDDラリアットが飛んできて困惑。
ソウルクラッシュ/不意打ち/猫or挑発/鋼に通る技じゃないのか・・・?
火炎ボール当たってくれてよかった。
HB振りのおかげで次の不意打ちも耐えて猛火火炎ボールブチ当てて勝利。偉い。
予選5回戦vsカルマさん【勝】
vs
選出画面で勝利を確信。
こいつは襷以外有り得ない。
固い爪猫インファを余裕で耐えて(無振りだと乱数らしい)、カウンター不意打ちで勝利。
予選6回戦vsかにさん【負】
vs
この時点で5勝、ほぼ予選抜け。
先ほどのテリー・ボガードさんの想定外のDDラリアットを意識するあまり、甘えたカウンターを押してしまう。
身代わりと噛み合ってしまってビルドガン積みされてしまい負け。
個体変更不可のルールのため、再戦した場合は初手挑発で安定して勝てることが直後のダメ計わかったという意味では予選で当たれてラッキーでした。
本選1回戦vs四畳半さん【負】
vs
不意打ちが6割、火炎ボールが4割、猛火込み6割入ります。
ドラパのアロー+不意打ちまでは耐えますが、アロー+アローは耐えません。
つまり、魂の一戦。
しかし初手火炎ボールを打ち込んだところで「呪われボディ」の表示。
打点が不意打ちしかなくなり相手も不意打ち安定だが、
挑発で透かすところにアローで即負けのゲームが始まってしまいます。
なんとか金縛りが切れるところまで耐えたのですが、最後に不意打ちの乱数耐えが引けずに負けてしまいました。
不運ではありましたが、トップメタのうち唯一五分と踏んでいたポケモン、プレイヤーに負けたのでまぁ仕方ないかな...といった最後でした。
結局一度もウオノラゴン・ヒヒダルマ・強化アイテム持ちを引かなかったので、襷ではなく1/3回復実を持たせる強気の采配ができていれば勝てたのかなぁといった感じですね。
考察が一歩及ばなかった。
<感想>
めっちゃ楽しかったです!
特にメタを貼ったニャイキングやサニゴーンを予定通りボコったときはニッコニコでした。
こういった企画は大好きなので、今後も琴線に触れるものがあれば是非取り組んでいきたいと思います。
最後に、このルールは「限りなく正解に近いものが存在するゲーム」です。
然るべき考察を重ねることで、浅い考察の参加者を跳ねのけやすい個体の選定ができるためです。
予選を作っていただいたことで1~2回負けられることも加味すれば、「マッチングゲー」では決してありません。。。マッチングで優勝された感ありますけども。
実際決勝トナメ進出者の個体をチェックしましたが、立ち回り込みで必敗の相手はカマスジョーの1人(どうやって予選抜けたんだろう...)だけでした。
Special Thanks
主催・運営の皆様
諸々お手数おかけしました。ありがとうございました。
hiyokoさん
予選リーグ開催の交渉を運営の方とFFということで仲立ちしてくれた。
めいろさん
スパーリング相手①
四畳半さん
スパーリング相手②
6-3で勝ってたのに本番勝たないで。せめて優勝して。
*1:主催の方のルール説明の画像でそのままエースバーンのカウンターが映りこんでいて、さすがに常識という扱いなのでしょうがとても気まずかったです...
【シングルS2.最高6位】天相従臨積みリレー
ぎんなんです。今シーズンはシングルの気分。
浅ましく最高6位って書いたので見に来てくれた人ごめんなさい。
最終700位です。許して。
1/23時点での6位なので一応序盤元気ではない...はず。
どっちもピンポイント採用のためそれほど影響なし。
構築経緯
老人なのでパルシェン+ウルガモスの並びが忘れられませんでした。
ウルガモスくん早く帰ってきて。
パルシェンはドロポン+マッドショットの特殊型に高いイージーウィン性能を感じたので採用しました。
相方はモスノウに期待したのですが、あまりにも活躍のビジョンが見えなかったので、カビゴンでウルガモスを疑似的に再現できるのでは・・・?と採用。
パルシェンではできない受け軸のポケモンを簡単に破壊できる陽気腹太鼓を評価しました。
ステロ役で1枠割くのはダイマックスの仕様上2vs3を作り、今作では弱いなとすぐに気づきました。
逆に壁役は仮に倒されても残り2匹が耐久2倍計算で2×2vs3となり、不利をとっていません。
ダイマを1匹分で数えても(2+1)×2vs3+1でまだ有利をとっています。
ここは素直に悪戯心で壁を貼れるオーロンゲを採用しました。
+
ラキバンギムドーの並びが疑似的に再現できてなんか綺麗な気がしたのでバンギ+アーマーガアを採用。
+
バンギラスの活躍は申し分のないものでしたが、アーマーガアは今一つでした。
使用して気付いたのはアタッカーアーマーガアはステロで確定数をずらしてこそ輝くポケモンで、壁下では結局火力が足りずヒートム等を押しきれないということでした。
ここで一旦アーマーガアを解雇します。
+
残り2匹で求めている要素はなんだろうと書き出したところ、
・バンドリに楽ができる
・ニンフィアに対して積めそう
・ローブシンに強そう
・パッチラゴンがあまりにも無理なんですけどアレは何
このあたり。
まずアーマーガアの飛行に引っ張られて途中ルチャブルを経由しました。
格闘+電気(+飛行)の技範囲は強かったのですが、S上昇にダイマックスを強要される点、数値が低い点が気になりました。
そこで格闘+電気の技範囲を引き継ぎつつ上記を満たせるジャラランガを採用しました。
何故か防音+身代わりで欠伸ニンフィアに強そうな顔をしています、凄い。
2匹目はさすがにパッチラゴンとローブシンを意識したいです。
特に前者は火力が無茶苦茶なため、防御を上げる積み技が欲しかったです。
頑張って探した結果、コットンガードペロリームという怪しさ満点ポケモンが入って来ました。
最初は半信半疑だったのですが思ったよりも広く出せることがわかったので本採用としました。
+
これで回していい感じではあったのですが、カビゴンがミミッキュに剣舞されつつ倒されるのが気になりました。
物理をパルシェン、特殊をバンギ(僕の中ではウルガモス)で起点にするという構想自体は残せていると感じたので、思い切ってカビゴンを解雇しました。
受け軸を見る役割とミミッキュより早いを満たせるポケモンを探したところ、キュウコンしか見つからなかったので渋々採用しました。
数値が低いのが気になりますが、ピンポイント気味の採用なので妥協しました。
+
これで6匹完成しました。
個別解説
オーロンゲ@脱出ボタン/悪戯心/慎重
201(244)-140-111(204)-*-113(60↑)-80
不意打ち 挑発 リフレク 光の壁
調整意図
・意地ドリュウズのアイヘ耐え
・控え目ガルドのラスカノ耐え
詳細はここに書いたので割愛します。
全技満遍なく使ったのでこれ以上の構成もないと思います。
【シングル雑記】脱出ボタン両壁オーロンゲ - 穏やかDぶっぱ
パルシェン@命の珠/スキルリンク/うっかりや
126(4)-115-200-150(252↑)-58-122(252)
氷柱針 ドロポン マッドショット 殻を破る
調整意図
・呼ぶポケモンへのダイストリームのダメージからC振り切り
・最速スカーフダルマを抜きたいので準速
積める前提であれば環境への刺さりが最もいい型のパルシェンはこれです。
氷柱針/ロクブラ/礫/殻を破る@襷、基本的にめっちゃ弱いので使い損です。
僕は変なポケモン自体は結構好きなので、視野を広げるためにレンタルパーティを募って遊ぶcasをシーズン序盤によくやっています。
その中でフォロワーさんに教えて貰ったマッドショットパルシェンが明らかに群を抜いて強かったので採用しました。
殻を破った特殊パルシェンが倒せるようになる範囲を下記に羅列します。
ダイストリーム
・慎重HDアーマーガア
・H振り輝石サニーゴ
・H振りブラッキー
・H振りギルガルド
ダイアース(威力110)
・H振りドヒドイデ
・H振りダイマジュラルドン
どれも「パルシェンを見たら投げよう」と選出されるポケモンばかりです。
これらを返り討ちにすることでイージーウィンが量産されました。
逆にこれらが来ていない限りはダイマを切る必要がありません。
特にダイジェットで顕著ですが、「ダイマを切る前提の枠」は6~7世代のメガシンカ枠に相当します。
これがptに3匹以上いると選出が窮屈になるのですが、パルシェンは展開に合わせて融通が利く点でも優秀だと感じました。
バンギラス@弱点保険/砂起こし/陽気
175-186(252)-130-*-121(4)-124(252↑)
ロックブラスト 炎のパンチ アイアンヘッド 龍舞
調整意図
・意地エースバーンや最速アイアントを抜かしたかったので最速
・火力が不安なのでA振り切り
明らかにガラル地方で1番数値が高かったので採用。
パルシェンが物理方面に展開してくれるので、特殊方面で展開してくれる駒を確保したかったという事情もあります。
このポケモンは認知度が高いので今更多くは語りませんが、壁込みで保険料を取り立てる姿は使ってる側からしてもインチキだと思いました。
記事を読み込んだところ意地エースバーンが多いと知ったのでワンチャン取れる最速で採用しました。
有象無象を相手取るポケモンなので細かな調整は控え素直にASとしました。
噛み砕く不採用について補足します。
現環境に限らず、岩技の通りは強烈です。
これを半減できるのは鋼、地面、格闘のみです。
ただガラル環境の鋼≒ナットドリガア、地面≒カバドリ、格闘はほぼ不在です。
カバはどうせ噛み砕くでも突破できず、他は炎のパンチの方が通ります。
このため竜舞/岩技/炎Pで技構成としては完結していると結論付けました。
岩技はエッジ、雪崩、ロクブラが全て威力130のダイロックに変化するので選択です。
一応バタフリーに打てそうなのでロクブラにしましたが、趣味の範囲内だと思います。
@1枠はコロコロ変えましたが、対スタンとの殴り合いに寄せるならアイヘ、対受け軸への妨害に寄せるなら挑発だと思います。
トリトドンとかにどうしても触りたいなら噛み砕くですかね。
ペロリーム@オボンのみ/軽業/控え目
188(244)-*-115(68)-122(44↑)-96(4)-111(148)
ドレインキッス 放射 瞑想 コットンガード
調整意図
・軽業発動時意地スカーフダルマ抜き
・C+1放射でH振りナットレイ確定
一生選出画面で「何これ」って言われるポケモン①。
ローブシン、パッチラゴンに壁込みで強めという上記の条件に加えて、更に一定の汎用性を維持するために下記の追加条件を求めました。
・ミミッキュの起点になりづらい
・アーマーガアに隙を見せない
これらの無茶苦茶な要求を全て叶えていたため半信半疑ながら採用しました。
上位帯で何ならバンギより頻繁に選出して相当数の勝ちを稼いだので、たぶん強いです。
技構成はもともとは自分だけで考えたものではありません。
ORAS時代に「リトルマッチ」という進化前レベル5限定シングルというインターネット大会があり、
そこで考察窓の人たちと考えたコットン瞑想キッス自由枠@木の実ジュースの型を元にしています。
当時のトップメタ要塞ポケモンで、公式映像にもその姿とガンメタが残っています。
ガラルシングルは比較的低数値のポケモンたちで構成されたゲームであり、毒々の技マシンが廃止された今なら、この型でも戦えると思いました。
実はドレインキッスの威力は50しかないため、ダメージだけなら放射の方が入ります。
壁で補佐しつつ1瞑想1コットン軽業発動を目標にしていて、全て達成すると下記の実数値になります。
188-*-287-183-144-222
なんだこのバケモン。
最初はHBベースで耐久は十分だったのですが、積んでもパワーが低すぎて被弾数が増えたのでC寄せしました。
耐久型の宿命と言われる急所被弾ですが、想定よりは少なかった印象です。
積んでいる間に、こちら目線では楽に処理できるナットレイやアーマーガアがポンポン飛んできて、実質の被弾数が減ったのが大きいと思います。
余談ですが今作のペロリームは腹太鼓を覚えないため物理型はいません。
いや、まずペロリームがいないんですけど。
耐久積みなのでTOD案件がたまに起きます。
脱出ボタンのおかげでオーロンゲが生存し残数不利を取る場面が少なかったので、そういう意味でも構築に噛み合っていました。
余談ですがTOD仕掛けて来た相手に残り2分で有利取って、逆に放置仕返すのめちゃめちゃ気持ちいいですよね。
ちゃんと時計準備して計算してるならわかるしその場合はこちらが悪いんですけど、不確定で仕掛けてくる人たちただの不快な時間泥棒なので順位2万くらい落ちて欲しい。
ジャラランガ@バンジのみ/防音/陽気
161(84)-150(156)-146(4)-*-129(28)-148(236)
ドレインパンチ 雷パンチ 身代わり ソウルビート
調整意図
・もともと残飯を持たせていたため回復効率重視のH16n+1
・準速ダルマ抜き
・リフ込み=ソウルビート2回で無振りナットのジャイロを身代わりが93.6%耐える
・身代わりが控え目FCロトムの10万を93.6%で耐える
・Aが貧弱なので可能な限り回す
当初はルチャブルがこの枠にいたのですが、期待していた対砂ドリ・耐久水への性能に不安がありました。
またpt単位でニンフィアが重かったため同時に解決できるポケモンを探したところ、
S1の「みたのたみ」さんの記事に辿り着きました。
【S1最終58位&60位】ジャラランガ入り積みリレー | かわらずの意思
引用の許可いただけました、ありがとうございます。
当初ジャラランガはソウルビートの耐久上昇とHP減少のみに目を向けて候補外にしていました。
この記事を読んで「身代わりの耐久値を底上げする」という発想に強く感銘を受けて採用しました。
攻撃技としての格闘は強力ですが、耐性としての格闘は邪魔、というのが6世代以降のポケモンです。
その証拠に一定以上使用された格闘タイプはバシャーモ、ルカリオ、やや落ちてフェローチェジャラランガと、被弾しないことが前提で評価されているポケモンばかりです。
当時のジャラランガも格闘というよりはぶっ壊れ性能だった専用Zを評価されていました。
身代わりはこうした「被弾しない格闘タイプ」という強い条件を擬似的に再現できると思いました。
技構成は非常に納得していたため記事通りに採用し、配分は気になった点を微調整しました。
また持ち物は1戦だけ記事通り残飯で使用しましたが、序盤に自ら体力を大量に削るため瞬間的に回復してくれた方がありがたいと感じたためバンジのみに変更しました。
フィラでないのは攻撃技を見せずに消費したときに物理1本だとバラさないためです。
実際に使ってみると、思った以上の使用感に驚きました。
身代わりが残る残る、ステータス上昇分で打ち合いにも強い。
イメージとしてはマッパがない分加速するビルドレローブシンが近いと思います。
ダイジェット(特にギャラドス)の上からダイサンダーを打ち込めるのは、ブシンにない強みです。
ダイマックス必須ではなくptへの負担を減らしてくれる点も込みで使用感抜群でした。
今後もっともっと数が増えていいポケモンだと思います。
カビゴン@フィラのみ/食いしん坊/陽気
236(4)-162(252)-85-*-130-90(252↑)
空元気 種爆弾 DDラリアット 腹太鼓
調整意図
・無振りアーマーガアが87でここまで抜くならもう最速でいいと思った。
・腹太鼓後のDDラリアットでHB輝石サニーゴを93.6%の1発(ぶっぱ)
受けを破壊する最速腹太鼓カビゴン。巷で話題になっていたらしい。
僕の知る限りだとVGC2018あたりで登場していたのが最初で、60族付近(当時はガオガエン)を上から破壊できるポケモンです。
今作もアーマーガアがいて重要なSラインだと思います。
サニーゴ、ヌオー、ドヒドイデ、アーマーガア、ブラッキー、カバルドン、バンギラス、ナットレイまで全部破壊します。
何なら後出しミミッキュにダイマ込みで勝っちゃったりするのでやばい。
技構成はサニーゴに黒い霧を打たせないためにワンパンできるDDラリアット。
天然ヌオーに邪魔されないように種爆弾。
ドヒドイデのお願い熱湯やトーチカじゃんけんを拒否できる空元気で完結です。
DDラリアットはアーマーガアの鉄壁を無視する効果が地味に偉いです。
カビゴンより早い枠が特殊偏重な場合も選出し、数々のローブシンやギルガルド、ニンフィアを上から破壊しました。
選出率は決して高くはありませんが、相手が勝手にトリルを躊躇ってくれて勝ったこともあったのでお守り枠としては十分と感じました。
ただ、やっぱりミミッキュに剣舞されて突破されると負け確定のため出せない、というのが気になったので、後述のキュウコンに変更しました。
キュウコン@ラムの実/日照り/臆病
154(44)-*-97(12)-129(220)-121(4)-163(228↑)
大文字 ソラビ 神通力 悪巧み
調整意図
・最速ミミッキュ抜き
・C+2ダイサイコでH振りドヒドイデ確定
・C+2晴れダイバーンでH振りサニーゴ確定
カビゴンの代わりです。
サニーゴ、ドヒドイデ、アーマーガア、ヌオーを1匹で破壊できる可能性があって、ミミッキュより早いポケモンはこいつしか存在しませんでした。
実際はドヒドイデにダイストリームとか言われるとめっちゃ困るので気付かないでください。
単純にSが早いだけで一定の行動が保証される環境なので思ったよりは活躍しました。
ラムの実は毒々等を打たせながら悠々と悪巧みを積むための採用です。
ただ上位のドヒドイデはHDベースに移っていたので帯等の強化アイテムが必要だと感じました。
おまけ
「天相従臨」は漫画Bleachの登場人物、日番谷冬獅郎の天候を支配する能力から来ています。
ダイマックスすると雨霰(パルシェン)砂(バンギ)晴(バンギキュウコン)とすべての天候が見られるところから付けました。
シングル飽きたのでダブルやります。
Special Thanks
夢ペロリームを譲ってくれためいろさん
色夢キュウコンを譲ってくれた四畳半さん
ジャラランガの記事を書いてくれたみたのたみさん