【S7シングル最終167位（レート1974）】拘り災厄+対面展開
ぎんなん(@icho_poke)です。お久しぶりです。
VGC2023は予選すら抜けられずちょっと暫くダブルバトルしたくなくなったので、シングルバトルやってました。
結果としては残念ながら目標だった2桁+レート2000には少し届きませんでしたが、
自分の中では発見があり有意義なシーズンにできたなと思えたので記録がてら残すことにしました。使用構築はこちら
（S高い順に並べたらなんかいい感じになった）
残念賞。
終わったルールなので珍しく簡潔に書こうと思います。
構築経緯
時間がない！！！！
見返したところビギナー1からマスターに上げる配信を6月24日にしていました。
もうちょっと長く取り組んで欲しい。
【ポケモンSV】シングルランクマ マスター上げRTA（？） - YouTube
そもそもシングルに触れること自体シーズン1ぶりだったので、可能な限り時間を圧縮するために市井の声を拾いながら構築を進めることに。
自分で気付いたこと
・パオジアン（鉢巻・電気テラバ・剣舞・襷を全考慮）が受からない
・テツノツツミも強力なものの外しが付いて回る
・カイリューも強いけど自分で使える型は1つなので実は全てを解決できない
・塩漬けが相当壊れているので身代わりのバリューは高い
人から得た情報
・選出画面のキノガッサが釣り出したポケモンをイーユイで叩きのめすと簡単に勝てるらしい
（バンビーさんの眼鏡イーユイの動画を見つける）
・眼鏡イーユイはクッション枠を用意するのが望ましく、脱出バレルやボルチェンカイナの他ハッサムが使われるらしい
・対面強い駒+Sブーストパラドックス+積みエースの選出が強い
この辺りの情報をまとめながら、
①眼鏡イーユイ+クッションハッサム+＠1
②（キノガッサorイーユイ）+甘えるSブーストハバカミ+龍舞ドラパ
の2選出を軸となるよう構築しました。
＠1に相当する枠に具体的な条件が思い浮かばなかったので最強ポケモンと判断したパオジアンを選定。
適切な型はわからなかったので余っていた持ち物の中から一番わかりやすい鉢巻を選択。
少し長くなってしまったのでポケモンを再掲します。
個体紹介
上述のとおり採用の意図があるので、少し順番を変えながら記述します。
イーユイ＠こだわり眼鏡
実数値：149-*-100-198-140-141
努力値：H148 C196 S164
性格：控えめ 特性：災いの玉
テラスタイプ：炎
オバヒ/噴煙/悪の波動/サイキネ
調整意図
・準速イダイナキバ+2（見かけたバンビーさんの動画のS+1）
・炎テラオバヒで、いくつかブログを漁った中で固めだったH252-D92振りまでのディンルーをワンパンできそうなライン
・サイキネでドヒドイデワンパン
・あまりH
構築のスタートの1匹。
有利対面を残数有利に変える力が傍目に見てもおかしかったので採用。
5世代の眼鏡サザンドラに立ち位置がよく似ていると感じました。
（Sが上のパオジアンに極端に弱いが、自分より遅いポケモンへの支配力が凄まじい）
スカーフだと特にミミッキュとの力関係が変わるのが魅力的なのだなと使っていてよくわかりました。
キノガッサ＠気合の襷
実数値：135-187-113-*-80-122
努力値：A156 B100 S252
性格：意地 特性：テクニシャン
テラスタイプ：霊
マッハパンチ/種ガン/岩石封じ/キノコの胞子
調整意図
・準速
・ミラーで陽気に勝率80％、意地に勝率75％で勝てる（急所非考慮）
構築のスタート②。相手がキノガッサを見てしぶしぶ出してくる奴をイーユイで焼く。
相手のキノガッサへの引き先を作りたくなかったので、対面で有利そうな配分+霊テラス。
カイリューが引っかかって神速打ってくれて勝てた試合もあったのでこれで正解らしい。
コンセプト上サーフゴー以外への対応範囲を広げるべきと考えて岩石封じ。
露骨に刺さりまくっている場合は逆にラムカイリューのような露骨なメタがあるので、ある程度選出や持ち物を想像するヒントになってくれる点で強力だと感じた。
ハッサム＠オボンの実
実数値：177-169-146-*-103-76
努力値：H252 A28 B204 D20（余り4）
性格：勇敢 特性：テクニシャン
テラスタイプ：水
バレパン/蜻蛉返り/インファ/剣舞
調整意図
・珠ミミッキュの霊テラスA+2珠シャドクロ耐え
・皮なし無振りミミッキュをバレパンで確定
・残りD
・ブラッキーの欠伸意識でS下げ
眼鏡イーユイのクッション。蜻蛉返りマシーン。
見かけた配分をいくつか見比べて、必要そうなラインを拾いました。
サーフゴーの処理をイーユイに任せているので泥棒は要らないなとなり、
土壇場で無テラスカイリューやイーユイに水テラしながら打てるインファを採用。
羽休めカイリューを詰めるための剣舞もよく機能しました。
とにかく火力が低かったですが、環境から不一致炎技が飛んでくることがないこと、パオジアンやハバタクカミ、カイリューなど仕事ができる相手が多いことから使用感は期待以上に良かったです。
ハバタクカミ＠ブーストエナジー
実数値：159-*-107-155-155-174
努力値：H228 B252 S28
性格：臆病 特性：古代活性
テラスタイプ：水
ムンフォ/甘える/身代わり/痛み分け
調整意図
・テツノワダチ抜き
・残りHB
対面展開時の2番目に出すタイプの人。甘えるで起点作りをする。
最初は瞑想や特殊を起点化するマジフレなどと悩んでいたものの、取り巻き上100％選出されるモロバレルを意識して身代わりが確定。
身代わりと合わせた削り性能を気に入って痛み分けにしてはいたものの、よくない選択だったかもしれません。
本来ドロポン/フリドラ/アンコール/身代わりのテツノツツミの命中以外を評価して採用していたので、ムンフォ/マジフレ/甘える/身代わりが正しかったように思います。
ドラパルト＠命の珠
実数値：189-151-96-108-96-207
努力値：H204 A84 B4 D4 S212
性格：陽気 特性：すりぬけ
テラスタイプ：炎
ドラゴンアロー/テラバ炎/龍舞/身代わり
調整意図
・最速テツノツツミ抜き
・A+1竜矢で無振りツツミを91％倒す
・臆病ツツミのフリドラ+珠ダメ自傷を93.6％耐える
・A+1テラバで氷柱落とし耐え程度のハバカミを高乱数
恐らく僕しか使っていなかったであろう謎の生物。
対面からテツノツツミを起点にして倒せるほぼ唯一のポケモンです。
竜霊タイプ+身代わり+炎テラスは、環境に存在する殆どの先制技に耐性を付けることができます。（氷の礫、不意打ち、神速、アクジェ）
キノガッサを見た相手は高速ポケモンやカイリューのみで固めた選出をしてくることが多く、これをうまくカモることができました。
環境の龍舞カイリューはテラバ飛行が少なく、神速地震アイヘ程度なので逆に積み返せるのも追い風だったように思います。
また超高速の身代わりはテラスじゃんけんを拒否することができ非常に強力でした。
パオジアン＠こだわり鉢巻
実数値：155-189-100-*-86-187
努力値：A252 D4 S252
性格：意地 特性：災いの剣
テラスタイプ：悪
噛み砕く/氷柱落とし/聖なる剣/不意打ち
調整意図
・Aが高いと嬉しいのでぶっぱ
・Sが高いと嬉しいのでぶっぱ
考察が浅かった枠。
レギュレーションCシングルはパオジアンが最強だと思ったので取り敢えず入れましたが、何が最適なのか最後まで気付かずじまいでした。
後から思えばここがラム剣舞電気テラバだったら、まさにいくつも勝ちを拾えており欲しい型だったと思います。やっぱり1位を取る人は凄い。
終わりに
自分が他のプレイヤーと比べて優れている点は、自分が強いと思った要素+世間で強いとされている要素を上手に組み合わせて、攻撃的ながら理論的に強い未知の並びを作れる点だと思っています。
なまじ去年WCSに出られてしまったことで自分の方の要素を過信しすぎていたな、というのが今年の1つの反省点でもあり、良いきっかけにもなったなと思います。
レギュレーションＤは正直資材がない（構築が組めない状態で資材集めをするモチベが捻出できない）ので白紙からですが、上手な取り組み方を続けることと立ち回りの精度を上げることが僕の課題かなと思っています。
