【白沙華杯(ガラル1on1有志大会)本選進出】AB襷エースバーン
ガラール!(この挨拶要る?)
ぎんなんです。
GWいかがお過ごしでしょうか。
「家で遊ぼう」というわけで僕は5/3~5/4に開催された「白沙華杯」というオンライン有志大会に参加してきました。
ルールは「ガラル地方初出ポケモン限定、襷ありダイマックスなしの1on1」です。
詳しくは下記募集記事をご確認ください。
結果は予選5-1の1位通過、本選トーナメント1回戦負けでした。
【予選対戦表】
※互いの最終勝敗数報告のみをもとに想像で各対戦の結果をつけたので、一部誤っている可能性があります。
【本選トーナメント】
<使用ポケモン>
エースバーン@襷/猛火/意地
168(100)-176(188↑)-122(212)-*-96(4)-140(4)
不意打ち 火炎ボール カウンター 挑発
調整意図
・H振りジュラルドンを火炎ボールで最低乱数2連以外倒せる
・無振りドラパルトを火炎ボール+猛火火炎ボールでほぼ倒せる
・HB輝石サニーゴを不意打ち+火炎ボール+猛火火炎ボールで全て最低乱数以外倒せる
・A11nのためステータス確認したときに心が落ち着く
・控え目ストリンダーのほっすり+爆音波耐え
・意地エースバーンの飛び膝蹴り2連を18.3%で耐える
・意地ネギガナイトのインファ+フェイント耐え
・H3nのため咄嗟に猛火の計算するのが楽
・最速ストリンダー抜き
<構築?経緯>
【メタ対象の確認】
神速シングルや仲間大会をチェックし、警戒すべきポケモンを選定しました。
おそらく詳しくない方もいらっしゃると思うので、何をするのか一言ずつ補足します。
:パワー強すぎて全ポケモン襷か耐久振り
:上に同じ
:力を吸い取る/ミラコ/鬼火/祟り目@輝石
:鉄壁/挑発/羽休め/自由枠@タラプ
:滅びの歌/守る/力を吸い取る/シャドボ@襷
:龍矢/霊技/不意打ち/自由枠@襷or龍半減実
:火炎ボール/飛び膝/不意打ち/カウンター@襷
:猫/不意/ソルクラ/自由枠@襷
:ほっすり/祟り目/爆音波/ドライブ@襷
:猫/メタバ/アイヘ/インファor挑発@襷
:インファ/カウンター/フェイント/自由枠@襷
また、発表された予選対戦者のツイッターから下記をさらっとチェック。
・大会へのモチベ
・普段のポケモンへの熱量
・素直そう?ガンメタに寄せてきそう?
全体的に素直で熱量もそこそこな層が多いように思えたので、上記のどれかを素直に投げてくると想定し全てに勝てそうなポケモンの選定を目指しました。
※その他
:波乗り/堪える/起死回生/エアスラ@襷
・・・7世代1on1有識者たちに「そんなん知らん」って言われた。
:岩石封じ/流星群/ラスカノ/10万@襷
・・・シーズン1にいて強いと思ったけど「そんなのみんな覚えてないよ」って言われた。
【使用ポケモンの選定】
メタ対象ではあるものの、対策が必要なくらい強力なポケモンであることもまた事実。
そこで上述のポケモンにさらにミラーに勝てる工夫を加えれば、更に1歩上のポケモンが簡単にできるのでは?と考えました。
同速勝負に頼らずとも勝てないか1匹ずつ検討・分類すると下記のようになります。
・・・どう頑張っても自分をワンパンする技がある。無理。
・・・Sが早い方が勝ちそう、不毛。
・・・頑張ればミラー解決可能?
この分類によって絞り込めた2体のうち、Sが高く上から殴りやすい分、広い相手と有利に殴りあいやすそうなエースバーンの型を練ることにしました。
【技の検討】
やはり最速のカウンター+先制技持ちであることが最大の長所に思えたため、不意打ち/火炎ボール/カウンター@襷までは確定で良いと思いました。
残りの技枠ですが、ランクマッチで見かける飛び膝蹴りをそのまま採用する必要はないように思えました。
飛び膝蹴りで抜群が突ける5タイプのうち、氷・鋼は火炎ボール抜群。
悪
岩
無
上記は明らかに1on1適正が低くまたカウンターでだいたいなんとかなりそう。
唯一ジュラルドンだけは火炎ボールが等倍のため、配分を練る際に意識しようと思いました。
空いた技枠に何を入れるか青いサイトと睨めっこしたところ、挑発に目が留まりました。
サニーゴ・サニゴーンの力を吸い取るや、アーマーガアが万が一オッカの実持ちだった場合の鉄壁羽休めを咎めることができます。
このように飛び膝蹴りより勝てる相手が明らかに広がることから、飛び膝蹴りを切ることにしました。
肝心のミラーも、カウンターの打ち合いに挑発を挟むことで相手のカウンターのPPを先に枯らすことができて有利です。
【配分の検討】
ここまで「カウンターがバレていない」前提で書いてきましたが、冷静に考えてバレてない訳ないですし、カウンター読みで弱い攻撃+強い攻撃と振る相手と打ち合いになることが容易に想像できます。*1
そこで打ち合いでの誤魔化し性能を高めるために、どこまでSを落として耐久に振ってもいいか検討します。
エースバーンより遅いポケモンを順に挙げていくと...
119:
105:
97:←猫オーラ車で無振りエースバーン倒せない
95:
90:
88:
85:←エースバーンと五分の3匹
75:
素早さを抜かれていることで後攻で猛火火炎ボールが放てることまで加味すると、最低ラインはほっすりで麻痺を撒いてくるストリンダー抜きと判断しました。
ちなみに努力値たったの4で性格補正なしで実現できます。
微妙な85族の3匹について検討を進めたところ、
:臆病CSなら猛火火炎ボール+不意打ちで確定
:火炎ボール+不意打ちで高乱数(!?)
ということで抜く意味が薄い最終的に結論付けました。
ついでに「ジュラルドンを意識したい」と前述したAの配分を、H振りジュラルドンを火炎ボール2発でまとまるくらい(A176)と決めました。
残りを特にBを重視しつつ耐久に振ったところ、かなりいい感じの耐久が実現できました。
もう一度書いておきます。
・控え目ストリンダーのほっすり+爆音波耐え
・意地エースバーンの飛び膝蹴り2連を18.3%で耐える
・意地ネギガナイトのインファ+フェイント耐え
ここまで耐久に振ると襷の発動機会が少なく不要なのでは?と思われるかもしれません。
しかしこの2体のパワーが高すぎて、適当に採用されたこいつらに蹂躙されるのは耐えられなかったため持たさざるを得ませんでした。
また僕はここまでたった1匹に実に2500字分の考察を費やしている訳ですが、ライト層の方が軽いノリで強化アイテム持ちのポケモンを採用してくる可能性も否定できなかった、というのもあります。
結果的に予選本選通して一度も襷は発動せず1/3回復実の方がよかったのですが、間違っていたとは思いません。
ここまで思考を尽くしたところで、ようやく納得して大会に臨むことができました。
<対戦ログ>
予選1回戦vsMAGIKOさん【勝】
vs
完全に想定外の出し勝ちで困惑。
襷痺れ粉が負け筋だなぁと思いつつ火炎ボールで殴ると襷追い風だったため適当に不意打ち連打して勝利。
予選2回戦vsシンゲンさん【勝】
vs
力を吸い取る→滅びの流れだと判断し初手挑発。
読み通り力を吸い取るを止めて2回殴って勝ち。
最悪挑発読みシャドボを打たれても猛火火炎ボールで襷以外は倒せる心づもりでした。
実際には返しのシャドボは65%ほどの中乱数2発でした。
予選3回戦vsトモコーレさん【勝】
vs
カウンターミラー勃発。
「俺はPPを増やしているが???」と連打すると痺れを切らしたフェイントが急所にヒット(困った)。
慌てて火炎ボールを打つも耐えられてここでHB振りにようやく気付く。
返しのインファをHP21残しで耐える。
祈るように火炎ボールを押すとフェイントをHP3残しで耐えて見事火炎ボールもヒット。
恐らくHB長ネギだったんだと思います。
インファ急所引かなかったのは幸運でした。
予選4回戦vsテリー・ボガード🍆さん【勝】
vs
まずはどうせ猫騙しだと思って適当に火炎ボールを振ったところAぶっぱらしきダメージのDDラリアットが飛んできて困惑。
ソウルクラッシュ/不意打ち/猫or挑発/鋼に通る技じゃないのか・・・?
火炎ボール当たってくれてよかった。
HB振りのおかげで次の不意打ちも耐えて猛火火炎ボールブチ当てて勝利。偉い。
予選5回戦vsカルマさん【勝】
vs
選出画面で勝利を確信。
こいつは襷以外有り得ない。
固い爪猫インファを余裕で耐えて(無振りだと乱数らしい)、カウンター不意打ちで勝利。
予選6回戦vsかにさん【負】
vs
この時点で5勝、ほぼ予選抜け。
先ほどのテリー・ボガードさんの想定外のDDラリアットを意識するあまり、甘えたカウンターを押してしまう。
身代わりと噛み合ってしまってビルドガン積みされてしまい負け。
個体変更不可のルールのため、再戦した場合は初手挑発で安定して勝てることが直後のダメ計わかったという意味では予選で当たれてラッキーでした。
本選1回戦vs四畳半さん【負】
vs
不意打ちが6割、火炎ボールが4割、猛火込み6割入ります。
ドラパのアロー+不意打ちまでは耐えますが、アロー+アローは耐えません。
つまり、魂の一戦。
しかし初手火炎ボールを打ち込んだところで「呪われボディ」の表示。
打点が不意打ちしかなくなり相手も不意打ち安定だが、
挑発で透かすところにアローで即負けのゲームが始まってしまいます。
なんとか金縛りが切れるところまで耐えたのですが、最後に不意打ちの乱数耐えが引けずに負けてしまいました。
不運ではありましたが、トップメタのうち唯一五分と踏んでいたポケモン、プレイヤーに負けたのでまぁ仕方ないかな...といった最後でした。
結局一度もウオノラゴン・ヒヒダルマ・強化アイテム持ちを引かなかったので、襷ではなく1/3回復実を持たせる強気の采配ができていれば勝てたのかなぁといった感じですね。
考察が一歩及ばなかった。
<感想>
めっちゃ楽しかったです!
特にメタを貼ったニャイキングやサニゴーンを予定通りボコったときはニッコニコでした。
こういった企画は大好きなので、今後も琴線に触れるものがあれば是非取り組んでいきたいと思います。
最後に、このルールは「限りなく正解に近いものが存在するゲーム」です。
然るべき考察を重ねることで、浅い考察の参加者を跳ねのけやすい個体の選定ができるためです。
予選を作っていただいたことで1~2回負けられることも加味すれば、「マッチングゲー」では決してありません。。。マッチングで優勝された感ありますけども。
実際決勝トナメ進出者の個体をチェックしましたが、立ち回り込みで必敗の相手はカマスジョーの1人(どうやって予選抜けたんだろう...)だけでした。
Special Thanks
主催・運営の皆様
諸々お手数おかけしました。ありがとうございました。
hiyokoさん
予選リーグ開催の交渉を運営の方とFFということで仲立ちしてくれた。
めいろさん
スパーリング相手①
四畳半さん
スパーリング相手②
6-3で勝ってたのに本番勝たないで。せめて優勝して。
*1:主催の方のルール説明の画像でそのままエースバーンのカウンターが映りこんでいて、さすがに常識という扱いなのでしょうがとても気まずかったです...