うるとらあろーら!ぎんなんです
USMシーズン1は終了後ボスラッシュがあると聞いて、
楽しそうだし出たいなーと思って頑張ってシングルに潜りました。
結果的に参加権を得ることはできませんでしたが、
一応レート2100を越え満足のいくものだったので記事として残すことにしました。
概要と結果
今期はUSM最初のシーズンと言うことで、
明らかにインフレするので戦績が盛れる
気合いを入れて潜りました
前作からの大きな変化としては下記の3点
・ミミッキュZの登場
→更にKP増、過剰Aのためab個体の増加
・アーゴヨンの登場
→一定のKP、ゲッコウガヒードランの増加
・教え技の登場
→型が普及しきる前に甘い蜜を吸っておきたい
この辺を念頭に置きつつ構築したPTがこちら
※訂正:カミツルギのD実数値は66です
僕もD94あって剣舞できるカミツルギ使いたい
※追記:ジャラランガの特性は防塵を選択しました
テーマは「ミミッキュに屈しない積みリレー」です
壁コケコ・ステロジャラランガのサポートを頼りに
補完の取れた4体の積みエースで相手を崩しに行きます
最高レートは最終日の2124
目標としたボスラッシュの参加ライン30位以内は2150弱と判断し潜り続けました
しかし画像でマッチングしている方も含め7連敗近くして2000まで溶かしてしまい、
なんとか2101まで戻したところでマッチング的にもタイムオーバー
手が届きかけただけにとても悔しい気持ちで見学しました
最初の2000→2100を7勝1敗で駆け上がっており、
構築のパワーは間違いなく高いと思います
以下詳細になります(常体で記述)
構築経緯
私はシングルにおいては積みリレーを非常に好んで使う。
・相手のプレイングに依存した読みを最小限に抑えられる
・1試合あたりの時間が短く、精神的な消耗が少ない
このあたりが自分の性にあっているのだと思う。
しかしこの積みリレーにとって最大の障害となるのが、ミミッキュだ。
化けの皮で1回は耐える行動保障、専用Zによる高火力、
トリルや呪い、挑発、電磁波、鬼火等充実した起点回避・切り返し性能も持つ。
6世代メガガルーラを彷彿とさせる(それ以上かもしれない)汎用性から、
あらゆる構築に入って来る。
SMシーズン1ではフェローチェを使用していたが、ミミッキュ入りには選出できず、
選出画面の時点で実質5vs6を強いられ非常に苦しかった。
(当然他の駒も必ず刺さる訳ではないので場合によっては3vs6にすらなりうる)
USMに入って更に数を増やしてしまったこのミミッキュに弱い積みエースは
第7世代シングルレートでは人権がないと感じ、
これに屈しない積みエースを考えるところから構築を組み始めた。
ミミッキュに負けない方法は、大きく分けて下記の2つである。
①化けの皮を貫通する攻撃でミミッキュの行動保障を許さない
②化けの皮は貫通できないが返しの1ターンの生存をある程度保障できる
①化けの皮を貫通する攻撃で行動保障を与えない
スキルリンクを持つパルシェン
型破りを持つメガギャラドス
ミミッキュZの登場で過剰となったaをbに回した個体の増加は無視できない。
特にメガギャラは2舞できるだけのサポートを先鋒に添えるのが望ましい。
②化けの皮は貫通できないが返しの1ターンの生存をある程度保障できる
hbを厚くしたウイの実ウルガモス
妖耐性と高いbを持つカミツルギ
どちらもミミッキュZに耐性を持つ点がまず重要。
ウルガモスのウイの実は反撃の一発に続く影打ち圏外へ逃げることができ、
カミツルギは高いabsの数値からアタッカー型のミミッキュにはびくともしない。
これ以上納得の行くエースが見つからなかったので、
起点要員を2枚採用することにした。
まず欲しいと思ったのはステロ係、襷ガッサがヤバい。
新規取得技一覧を確認したところ、ジャラランガに目が止まった。
ガッサに圧倒的有利を取れるステロ撒きは非常に珍しい。
その他積みリレーのステロ撒きとして必要な要素を多く持つので採用。
ここまでの5体で気になる要素は下記の通り。
・低速で固まっている
・特にギャラウルガは壁サポートでより輝ける
・催眠耐性が足りない
どう考えても壁コケコだったので採用し並びが決まった。
個体紹介
カプ・コケコ@光の粘土
157(92)-*-105-*-116(164)-200(252↑)
リフレクター 光の壁 自然の怒り 挑発
調整意図
・控えめスカーフ霊ボルトのヘドウェ93.6%耐え
・最速
・DL対策
普通の壁コケコ。
ほぼ全てのポケモンの上から壁を張れるのでマンムーより使いやすかった。
あらゆるポケモンのHPとミミッキュの皮を削るための自然の怒り、
壁を見ての悪巧みや自然の怒りを受けての再生を咎められる挑発。
DLでC上昇したポリ2のトラアタで殻を破ったパルシェンが壁込みで死ぬので
絶対にD>Bにする必要があった。
特に言うこともない無難な活躍。
ジャラランガ@気合の襷
151(4)-130-145-167(252↑)-112(↓)-137(252)
スケイルノイズ 岩石封じ ステルスロック 挑発
調整意図
・岩封1回で130族が抜けて、ノイズでASガブが飛んでいくCS
・特性は防塵
今回の目玉(?)、最低限ステロを撒くことが仕事なので弱くなりようがない。
積みリレーで重いキノガッサに対し一切隙を見せないので採用。
技構成はステロ確定でウルガが上から舞いやすくなる岩石封じ、
レヒレの瞑想等先に展開されると怠いので挑発。
ラストは初手に対面しやすいカバ等を大きく削れる点、
重めのガブリアスをワンパンできる点を評価しスケイルノイズを採用した。
ステロ撒きの癖に6V厳選させる孵化歩数の多い600族様、弱いワケがないのだ。
本当は最速を取れる無邪気個体の方がいいのだろうが、
思ったよりノイズの削りが勝利を引き寄せる試合が多かったため
うっかりやのまま使用した。
ガッサが胞子を打ってくることは稀で、何故か大量のヘド爆シャドボ、
しまいにはミラーでジャラZが飛んできたため、防塵じゃなくてもいいと思う。
特性くらいググってくれ。
カバ対面で襷を砂で削られないのだけは防塵が偉かった。
ジャラZのケアをきちんとできる人はフェアリーに即引きしてくれるので、
2回以上行動回数を稼げることが多く使用感は良かった。
初手から挑発を受けることもあり訝しく思っていたのだが、
どうやらこれに近い型を動画で投稿した人がいるらしい。
現状ジャラランガ最高レートはたぶん僕なので起源主張していこうな()
ウルガモス@ウイの実
191(244)-*-97(92)-171(4)-133(60)-134(108)
大文字 ギガドレイン サイコキネシス 蝶の舞
調整意図
・意地メガバシャのフレドラ93.6%耐え
・臆病コケコのフィールド込みZ10万93.6%耐え
・1舞で130族抜き
・特性は炎の体
この構築で一番使用感がよかったエース。
壁とウイの実込みで実質HPが通常の3倍あるので当然の強さ。
配分は岩技を持たないメガバシャにも行動保証を得られるHBから入り、
積みエースに一環しがちなコケコの前で舞えるようDに少し寄せた。
CとSは最低限なので足りない足りない言いながら必要なだけ舞う。
最速ガッサと同速なので気になるようならどこかを削って回すのもアリ。
上位のガッサは皆遅かったので私は特に気にならなかった。
技は蝶舞とバシャをフレドラ反動込みで倒すサイキネは確定。
リザがXでもYでもだいたいステロ+1舞サイキネで落とせるのも○。
1舞で後出しスカーフウツロイドの臆病パワージェムを乱数耐えし、
ステロ+2舞サイコキネシスでこれまた乱数ながら倒す逆転ルートがある。
また、特に低レートで増殖していたアーゴヨンの打点にもなる。
Z流星群は丁度ウイ圏内で耐えるのでガン起点にできる。
炎技はCが足りないので大文字を仕方なく採用。
これでなんとかステロ+1舞文字でだいたいのミミッキュが倒せる。
最後は体力調整ができるギガドレインを採用。
黒い霧のないレヒレは餌。先行蝶舞できればZドロポンも高乱数で耐える。
大文字の命中が不安な分、等倍相手にも打ってHP調整できるのがよかった。
オフなどで事あるごとにこいつ強いよって言ってきたので、
今回きちんと強さを証明してあげられてよかった。
パルシェン@ミズZ
125-147(252)-200-*-66(4)-134(252)
アクアブレイク 氷柱張り 毒突き 殻を破る
調整意図
・最速ASぶっぱ
・殻破後最速スカーフ110族抜き
・岩石封じを受けても破って130族抜き
最速水Zパルシェン。
潰し枠のスカーフ枠の大半の上を取れる点と、
岩石封じを受けても殻を破るで相殺して130族を抜ける点を評価。
最速にする以上abミミッキュへのダメージに余裕がなく、
配分はAS振り切り以外選択肢がなかった。
技構成のうち殻を破ると氷柱針は説明不要。
環境に沸くグロスカグヤハッサムの鋼枠を倒すZアクブレ、
(ガルドはステロ込みでようやく届きキンシ択もあるので微妙)
最後は何でもいいと思ったがアシレーヌが嫌いなので毒突き。
ジャラZケアで絶対に来るので腐りづらい()
レヒレはややキツいがマリルリくらいなら倒せるようになる。
削れたナットレイなど、倒せると思った相手が
徐に半分回復実を食べ出すのはやや逆風を感じたが、
積みリレー対策の対策枠としてある程度機能するため、
最速パルシェンは今回のウルガモスの次におすすめできる。
テンプレ構成の残りは氷の礫/ロクブラだが、
氷の礫は今回破れば最速スカガブも抜けているうえ、
削れた相手を破らずに礫で処理した場合どうせ後続に勝てないので切った。
ステロで襷が削れたガッサvs破ったパル対面だけは
礫が欲しかったので毒突きと交換でもいいと思う。
パルシェンのロクブラという技は基本的に必要ない。
氷柱針以外は弱点を突かないと相手を倒せず、
倒せなければ反撃でほぼ確定で倒されるのがこのポケモンだ。
氷柱針半減ロクブラ抜群となるタイプは炎しかなく、
それなら一致の水技を持つことで大半は事足りる。
ロクブラは印専用技であり、殻を破る/氷柱針/水技/自由枠こそが
このポケモンのテンプレ構成であると考えている。
自由枠の候補で考察したものを下記に挙げておく。
①氷の礫
→あることで困ることはあまりない
②身代わり
→Zを持つと透かし択で安定行動になる
③毒突き
→アシレーヌに親を殺されたあなたに
④ギガインパクト
→ステロ+Zで甘えた水をわからせろ(ほぼネタ)
ギャラドス@メガストーン
189(148)-192(132)-133(28)-*-151(4)-138(196)
噛み砕く 地震 氷の牙 竜の舞
この前のメガギャラドスを流用。
今回も壁を張ったのでちゃんと強かった。
ニンフィアとほぼ同じHDを生かした数値の暴力ができ満足。
今シーズンは技構成をコロコロ変えていて、
一時期飛び跳ねるメガギャラドスになったりしていたが、
最終的に元々の構成に落ち着いた。
ステロ+竜舞噛み砕くでメガグロスをきっちり処理できるのが偉く、
滝登り怯みワンチャンより性にあっていた。
滝登りにするなら竜舞アイへ地震なのだと思う。
メガギャラドスが弱いといった使用感をしばしば耳にするが、
一致技の威力が80(アクアテールは却下)で爆発力がないのは当然で、
自慢の超耐久高耐性を生かしながら2舞3舞して初めて
本来のパワーを発揮できるという理解が足りないだけだと思う。
カミツルギ@エスパーZ
155(164)-201-151-*-66(116)-173(228)
リーフブレード サイコカッター 叩き落とす 剣の舞
調整意図
・臆病メガゲンの4振りシャドボ耐え
・意地霊ランドの馬鹿力耐え
・アナライズイカサマ確定耐え
・一応の105族抜き
オタクサイクルぶっ潰すマン。
ガルミミガッサカバゲコ何かみたいな構築にも壁込みで刺さる。
配分は襷を持てない以上AS振り切りは努力値効率上無駄なので、
いろいろ考えて上記のものを考えてみた。
終盤上位でカミツルギをかなり見かけたので、
ミラー考慮で最速を取って同じDラインになるようHを削ると良さそう。
Aは無振りでも特化カバがリフブレで確2なので十分。
技構成はいろいろと迷走していて、下記の構成も使っていた
①リフブレ/聖剣/辻斬り/剣舞@悪Z
②リフブレ/聖剣/叩き落とす/剣舞@格闘Z
③スマホ/聖剣/叩き落とす/剣舞@鋼Z
①が一番スタンダード、入る構築をそれほど選ばない。
②は格闘Z採用の場合のスタンダード、
叩き落とすZは威力120、辻斬りZは140と開きがある。
無振り剣舞叩きでZ技持ちでないガルドなら確殺できる。
③はNNスマホたろう+1鋼Z+ステロでマンダを倒したかった。
ちゃんとオタクサイクル組んでる人のマンダは最速特殊型なので、
1話で切ったすぐに解雇した。
真面目な話見せ合い画面にいることで、相手目線では
レヒレナットドランのようなオタク3連星選出ができなくなるので、
それだけで十分仕事をしていた。
メガバシャだけでカミツルギを見ているタイプの構築に対し、
・繰り出しにサイコカッター+守るに超Z
・守るに対して+3(剣舞+BB)超Z+ステロ
のどちらかを通せばバシャを破壊できる、笑いが止まらない。
特に後者はこちらのラストがカミツルギなら、
バシャーモは基本的に死にだしで良いため以外と成功した。
また+1サイコカッターで襷のないガッサを倒せる貴重な技だった。
あと純正受けルのめざ炎メガバナバレルにとても笑顔になれた。
思ったよりナシではなかったが普通に②の構成でいいと思う。
選出は当然の最下位だがイージーウィン性能も高いので、
足を引っ張っていたイメージはあまりない。おすすめはしない。